2023年4月8日土曜日

Azure の負荷分散サービス

 こんにちは、Azure の負荷分散サービスについてご紹介します。Azure では、さまざまな負荷分散サービスが提供されていますが、今回は Azure Load Balancer, Azure Application Gateway, Azure Traffic Manager の 3 つに注目してみましょう。



Azure Load Balancer は、レイヤー 4 (TCP/UDP) で動作するロードバランサーで、インターネットからのトラフィックや Azure 内部のトラフィックを同一リージョン内の仮想マシンや仮想マシンスケールセットに分散することができます。Azure Load Balancer は高パフォーマンスで低待機時間の負荷分散を実現し、可用性と信頼性を向上させます。
※レイヤー4≒IPアドレス、プロトコル、ポートなど


Azure Application Gateway は、レイヤー 7 (HTTP/HTTPS) で動作するロードバランサーで、同一リージョン内でWeb アプリケーション向けの高度な負荷分散機能を提供します。Azure Application Gateway は SSL オフロード、パスベースのルーティング、Web アプリケーションファイアウォールなどの機能を備えており、Web アプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを強化します。


Azure Traffic Manager は、DNS ベースのロードバランサーで、グローバルな負荷分散を実現します。Azure Traffic Manager は、エンドユーザーに最も近いまたは最も応答性の高いエンドポイントにトラフィックをルーティングすることで、アプリケーションの可用性とレスポンスタイムを最適化します。Azure Traffic Manager は HTTP/HTTPS 以外のトラフィックにも対応しており、Web 以外のワークロードにも適しています。


以上が Azure の負荷分散サービスの概要です。それぞれの特徴や違いを理解して、ビジネスニーズに合わせて適切なサービスを選択しましょう。