2023年4月9日日曜日

Azure ストレージサービス、Azure BLOB Storage、Azure file、Azure Table storage、Azure Queue storage それぞれの特徴について

こんにちは、今回は、Azure ストレージに格納できるデータの種類と、それぞれの特徴について簡単に説明したいと思います。



Azure ストレージには、次の4つのデータ サービスがあります


- Azure BLOB Storage

- Azure file

- Azure Table storage

- Azure Queue storage


それぞれのサービスは、異なるデータ形式やアクセス方法に対応しています。では、一つずつ見ていきましょう。


Azure BLOB Storage は、テキストやバイナリなどの非構造化データをオブジェクトとして格納するサービスです。オブジェクトは、BLOB と呼ばれる単位で管理されます。BLOB は、ホット、クール、アーカイブという3つのアクセス層に分けられ、使用頻度やコスト効率に応じて最適な層を選択できます。Azure BLOB Storage は、大容量のデータを安全かつスケーラブルに保存する場合や、ビッグデータ分析などの高度なシナリオに適しています。


Azure file は、ファイル共有を提供するサービスです。ファイル共有は、SMB プロトコルや NFS プロトコルを使って、クラウドやオンプレミスのデプロイからマウントできます。Azure file は、既存のファイルベースのアプリケーションをクラウドに移行する場合や、オンプレミスのファイルサーバーを置き換える場合に適しています。


Azure Table storage は、構造化データをスキーマレスで格納するサービスです。構造化データとは、キーと属性のペアで表されるデータです。Azure Table storage は、NoSQL データストアとして機能し、REST API を使ってアクセスできます。Azure Table storage は、大量の構造化データを保存する場合や、高速かつ低コストなデータアクセスが必要な場合に適しています。


Azure Queue storage は、メッセージングを提供するサービスです。メッセージングとは、アプリケーション間で情報をやり取りする仕組みです。Azure Queue storage は、メッセージをキューと呼ばれる単位で管理し、FIFO (先入れ先出し) の原則に従って処理します。Azure Queue storage は、負荷分散や非同期処理などのシナリオに適しています。


以上が、Azure ストレージに格納できるデータの種類と特徴の概要です。