2023年4月11日火曜日

Azure BLOB Storage の種類と特徴

 こんにちは、Azure BLOB Storage について話したいと思います。

Azure BLOB Storage とは、Azure のストレージサービスの一つで、バイナリラージオブジェクト(BLOB)と呼ばれる任意のサイズや形式のデータを保存できるサービスです。Azure BLOB Storage には、主に3種類の BLOB があります。それぞれの種類と特徴を紹介します。


- ブロック BLOB: 最大4.75 TB のデータを保存できる BLOB です。データはブロックと呼ばれる単位に分割され、それぞれに ID が割り当てられます。ブロック BLOB は、高頻度で更新されるデータや、ランダムアクセスが必要なデータに適しています。例えば、動画や画像などのメディアファイルや、ログファイルなどがブロック BLOB に向いています。

- アペンド BLOB: 最大195 GB のデータを保存できる BLOB です。データはブロックと呼ばれる単位に分割されますが、ID は割り当てられません。アペンド BLOB は、データの末尾に追加するような書き込み操作が可能です。アペンド BLOB は、順次的に更新されるデータや、追記専用のデータに適しています。例えば、監査ログやトランザクションログなどがアペンド BLOB に向いています。

- ページ BLOB: 最大8 TB のデータを保存できる BLOB です。データは512バイトのページと呼ばれる単位に分割されます。ページ BLOB は、ランダムアクセスが可能で、任意のページに対して読み書き操作が可能です。ページ BLOB は、ランダムアクセスが多いデータや、高性能が求められるデータに適しています。例えば、仮想マシンのディスクや、データベースファイルなどがページ BLOB に向いています。


以上が、Azure BLOB Storage の種類と特徴についての説明でした。Azure BLOB Storage を使うことで、様々な種類やサイズのデータを効率的に管理できます。ぜひ、自分の用途に合った BLOB を選んでみてください。