2023年4月8日土曜日

リスキリングとは

こんにちは、今日は「リスキリング」という言葉についてお話ししたいと思います。

感じます感じますひしひしと…つかえないSEはとくにリスキリングの必要性を感じます。



リスキリングとは、職業能力の再開発、再教育のことを意味します。近年では、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略において、新たに必要となる業務や職種に順応できるように、従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えています。


なぜリスキリングが必要なのでしょうか?

それは、デジタル技術の発展や社会の変化によって、今の仕事がなくなる可能性が高まっているからです。野村総合研究所の調査によると、今後10~20年間で日本の労働人口の約49%の仕事が人工知能やロボットによって代替、もしくは消失する可能性が高いことも明らかになっています。


一方で、新しく登場したデジタル技術などを扱う産業はこれからの発展が期待され、それを担える人材を必要としています。しかし、デジタルなどの知識や経験がない人が、急にデジタルの仕事に就くのも難しいのが現状です。ここで、いま必要とされているのが「リスキリング」なのです。


リスキリングにはどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、従業員にとっては、自分のキャリアを広げるチャンスになります。新しいスキルや知識を身につけることで、これまでとは違う業務や職種に挑戦できるようになります。また、自分の価値を高めることで、給与や待遇の向上や就職・転職の機会も増えるかもしれません。


次に、企業にとっては、競争力を高める効果があります。自社内で人材を育てることで、DXやグリーントランスフォーメーション (GX)などの社会変革に対応できるようになります。また、従業員のモチベーションやエンゲージメントも向上し、離職率や採用コストも低減する可能性があります。


最後に、社会にとっては、雇用を守る効果があります。技術的失業(Technological Unemployment)への対応として、失われる雇用から新たに生まれる雇用へと円滑に労働力を移動できるようにすることで、社会的不安や格差を防ぐことができます。