こんにちは、今回は、Amazon CloudWatch Synthetics というサービスについてご紹介します。
このサービスは、WebサイトやURL、REST APIに対しての外形監視を行うことができるサービスです。外形監視とは、ユーザーの視点からサービスの動作やパフォーマンスを確認することを意味します。
Amazon CloudWatch Synthetics では、外形監視を行うためのスクリプトを「Canary」と呼びます。Canary は Node.js または Python で作成された Lambda 関数で、定期的に実行されます。Canary は、ブラウザ操作や API コールなどのシナリオを記述することができます。Canary の実行結果は、CloudWatch ダッシュボードやアラームで確認することができます。また、Canary のログやスクリーンショットなどのアーティファクトは Amazon S3 に保存されます。
Amazon CloudWatch Synthetics の利点は、以下のとおりです。
- ユーザー体験をシミュレートすることで、サービスの可用性やレイテンシーなどの指標を測定できます。
- サービスの問題を早期に検知し、根本原因分析を容易にすることができます。
- Canary を作成する際に、CloudWatch が提供するブループリントを利用したり、独自のスクリプトをアップロードしたりすることができます。
- Canary を VPC 内や VPC 外から実行することができます。
- Canary の実行頻度やデータ保持期間などをカスタマイズすることができます。
