上司:「使えないSE君、ちょっと検証したいことがあるからWEBサーバ立てて置いてくんない?あっ公開するわけじゃないから…さっさとつくってね。」
使えないSE:「は、はいっ!」
ってことで、限られたリソース、限られた時間でサーバを立ち上げなければいけないことって私の周りでは多々あります。
AzureやAWS、など契約しているクラウドサービスがあればいいんですが、必ずしもそのような状況下にないときもあります。そんな時に次に思い浮かべるのが仮想化ですよね。利用できるサーバ機があれば、なんの問題もないのですが、利用できるサーバ機がないと仮想環境に頼らざる得ないことがあります。例えば、Hyper-vをいざ使うぞ!ってときに条件に引っかかりつかえなかったりします。そんな時には、使えないSEはVMwareを使います。
VMwarePlayerとHyper-vのそれぞれのハードウェア要件は次のとおりです。
VMware Player
|
Hyper-v
|
・64 ビット x86 CPU
|
・x64 ベース プロセッサ
・Intel Virtualization Technology (Intel VT) または AMD Virtualization (AMD-V)
・ハードウェア強制のデータ実行防止 (DEP) が使用可能で、有効になっている必要があります。具体的には、Intel XD ビット (eXecute Disable bit) または AMD NX ビット (No eXecute bit) を有効にする必要があります。
|
仮想環境をホストする側でOSの制限もあります。
使っていないサーバ機があればよいのですが、すぐに用意できない場合はPCを利用します。
例えばWindows8.1搭載のPCではpro以上のエディションでのみHyper-vの使用ができます。
それに比べ、VMwarePlayerでは、クライアントOSによる制限ありません。
仕事で使用するPCは事業規模によりますが、多くがPro以上のエディションを使用しているので、H/W要件が問題ければ、Hyper-vが使用できます。事業規模が大きくなかったり、それほどAD等で管理する必要のない環境ではPro未満のエディションではHyper-vが使用できません。
そんなこんなであまり考えずもよく使えてしまうVMwarePlayerを使えないSEは好んでいます。